二周遅れの戦後の終わり(追記)
2010-03-07


政権交代を機に、俺が注目したのは、この二周遅れの日本を自民党や官僚がどのように認識しているかだった。しかし、この間取り上げられている普天間基地にしても、「政治とカネ」にしても、その対応を見る限り、見事に何の認識もないことが明らかになった。どの反応を見ても、その底流にあるのは「今まで通りにやりましょうよ」と言っているだけなのだ。それに大手マスコミが調子を合わせ、マスコミ自体が米国とそのポチのポチであることを晒してしまった。

鳩山さんが「私の政治哲学」の中で指摘した米国覇権の衰退。現在は世界中の国々がこの覇権の衰退を見据えて、それぞれに自国の進むべき道を探り、歩を進めようとしている。個別にはさまざまな問題があるにしても、この二周遅れの戦後の終わりを迎えた日本の舵をとれるのは、残念ながら、当面、民主党を頂点とする現政権しか存在しないだろう。

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