金貸しが能書きを垂れるとき...
2009-10-27


覚えていらっしゃる方もいるだろう。少し前にインディペンダントに「原油取引、ドル建てから通貨バスケット制へ」ってな記事が出た。その反応は様々だが、根本的なところで金貸しの反応は二分される。当然、ドル建て取引を継続したがっているか、そうでないかのいずれかである。

この観点から見ると、「Nevada(金融危機特集)」という会員制もひいているブログは非常に面白い反応を示した。

経済情報(いい加減な情報でドル売りとゴールド急上昇)
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この記事の中で面白いと思ったのは、次の部分。思わず本音が出てしまったというか。

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ドルを売り崩したい向きが流した情報でしょうが、もし、サウジ・クウエートがドル決済から離れれば米国から購入している武器の代金は一体どうするのでしょうか?
安全保障上の観点から湾岸諸国がドル決済から離れることはありえず、今回のイギリス紙の報道は明らかに意図を持った報道だと言えます。

今、アメリカは『資源戦争』に勝とうとしており、湾岸諸国がドル決済から離れれば米国市場を失うことになり、原油・天然ガス価格は暴落し、湾岸諸国は死活問題に直面します。
そのようなリスクを犯すことはありえず、反対に湾岸諸国からしますとなんとか米国の機嫌を損なわないようにしているのです。
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どんな商品であれ、ドル建てで決裁しなくちゃいけないなんて、誰か決めたんでしょうか。そんな国際法あったでしょうか。どこをどう見てもないと思うのですが。

何か俺には、たかだか金貸しが脅しをしてしまうという典型の記事のように思えるのですが。思い上がりもはなはだしいというか。

この後、「Nevada(金融危機特集)」はメロメロになり、このブログを廃止することになったようです。まだ残っているようですから、このブログの様々な記事が何を意図していたの、分析するのも楽しいかも。

原油取引、ドル建てから通貨バスケット制へ!? ―
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原油取引、ドル建てから通貨バスケット制へ!?(続報) ―
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原油取引、ドル建てから通貨バスケット制へ!? 2 ―
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